2018-10-23 13:41:33
今日10月23日からは、二十四節気「霜降(そうこう)」です。
露が冷気によって霜となり、草花に降りる時期を指します。
●なぜ霜が降るのか?
0℃以下まで冷やされた空気中の水蒸気(過冷却)は、
地面や植物などの表面に付着すると氷の結晶となります。
これが霜です。
霜降(そうこう)の時期になると、気温が3℃前後であっても霜が降りる事もあります。
これは、気温が3℃といっても 地面から1.5mの高さのところで計測しており、
地表ぎりぎりのところは0℃以下になっているためです。
農作物や花などを育てている方は注意が必要ですね。
●農家の方にとっては非常に警戒するシーズン!
霜に当たると株が傷みやすくなり、農作物に甚大な被害を及ぼす恐れがあります。
気象庁では「霜注意報」を発表していますね。
また、ガーデニングや家庭菜園をされている方も、花や作物をうっかりと
凍らせてしまわないように注意が必要になります。
●農作物の防寒対策はどうすればいいの?
農業用の防寒資材として、様々な種類が販売されていますので、
それぞれに合った形で対策をしてみてください。
・マルチ資材
地面を覆うことをマルチングといいます。
透明・白・黒・銀糸入り・シルバーなどがありますが、黒マルチは保温と防草効果を兼ね備えています。玉ねぎやほうれん草などの葉菜類の畑には、あらかじめ穴が空いたマルチが便利です。
・不織布
繊維を織らずに圧縮してシート状にしたもので、軽量なため ベタ掛けにして使用できます。
ほうれん草や小松菜など、寒さに強い軟弱野菜に向いています。
・寒冷紗
遮光・防寒・防虫に使われる網目状の布のことです。作物の上にトンネル掛けをすることが一般的です。トンネル掛けは、カブ・ニンジン・エンドウ・ソラマメなどに向いています。
黒色と白色のものがありますが、冬場は透光性の高い白色がオススメです。
●AJメッシュシートも霜除けに使用できます!
防虫ネットのAJメッシュシートは、虫対策だけでなく、霜除けにも大活躍します。
また 霜が網目を塞ぐことによって、シート内の温度低下を和らげてくれます。
軽量で柔らかな素材で、作物が直接触れても実や葉にキズを付ける心配がありません
ので、ベタ掛けにしても使用できます。
不織布と寒冷紗の ”良いとこ取り” なんです。ぜひご活用ください!!