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防虫ネット有りの方は順調に成長しており、収穫時期も近いですね
防虫ネット無しの方もわずかながら成長しており、複数の実がなり始めていました。
そして、この日くらいに防虫ネット内の方で次の実が付かないことに対して疑問を持ち始めました。
すべての実が順調に成長してきました!
一方で、防虫ネット内ではやっぱり新しい実を結んでいませんでした。
これを見て、1週前くらいから考えていた仮説が正しいと確信しました。
それは、
防虫ネットを使用したことによる受粉の阻害です。
そもそも、実を結ぶ野菜や果物の場合、受粉が必要不可欠であり
基本的には次の3つのどれかを媒介して受粉が行われます。
ピーマンは花がしっかりと咲くタイプであるため、この中でも動物媒の影響が強いと考えられます。
また、ピーマンにおいては花が下向きに咲くこともあり、
花にトントンと振動を与えるような所作を行うことで収穫率を上げることもあるそうです。
つまり、防虫ネットをしたことで受粉効率が下がり、その結果収穫率が落ちたのではないか?と推察されます。
そこで、防虫ネットを外してしばらく様子を見てみました。
結果的には、新しい実をつけることに成功しました!!!
推察されたように動物媒によるものなのか、はたまたネットを外した衝撃で受粉が行われたのかはわかりませんが
実をつける野菜において、受粉できる環境というのは最低限整え、気を配る必要があるようですね。
当たり前といえば当たり前の内容で、中学校の理科の範囲だと思いますが失念しておりました。
よくよく考えてみれば、昨年スイカを育てた際に防虫ネットをかけていたのは新芽のころだけでした…
これらと今までの経験を踏まえるに、
防虫ネットは葉野菜や虫の被害を受けやすい新芽の時期において絶大なる効果を発揮するが、
そもそも受粉が必要になる野菜や果物、
そして受粉が必要となる時期においては取り外すことが重要である
ということを感じました。
最終的には、虫の被害を受けつつも実を結ぶという結果が得られ、
また、虫がいることで野菜が実を結ぶことができるという結果が得られました。
つまり、防虫ネットを利用する上での利点と欠点をよく把握してから使用することで、
害虫や益虫と作物の共存?が可能となり、互いにハッピーになれますね!
やはり、お金をかけて作物を守るからにはたくさん野菜があってこそ…
防虫ネットのご利用は計画的に ということですね